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キムラ ヨシト

キムラ ヨシト

KHUFRUDAMO NOTES

日本の滋賀県を拠点とするキムラ ヨシトは、ギター、ベース、ドラム、キーボードを演奏する作曲家だ。そして、映像やデザイン、プログラミングまでを一人でこなすクリエイターの一面もある。

音楽制作の全工程を一人で完結させる能力を持ち、作曲から楽器演奏、ミックス、MV制作、ジャケットデザインまでをこなす。個人YouTubeチャンネルの登録者数は2万人以上、音楽理論ウェブアプリ「O-TO」や読みやすさチェッカーなど、独自のWebサービスも開発している。

962woodworksの楽器との出会いはどのようなものでしたか?使用してみて、どのような点が印象的でしたか?

ヨシト: 962woodworksのルシアー(楽器製作者)のアキフミとは昔からの友人なんだ。「ギターを作る」って言い始めた日も覚えている。

当時は「ワオ?なんだって?」って感じさ。笑

でも、彼はやり切る男だ。今では完全にプロフェッショナルなギターを作っていると言える。

962woodworksの楽器を使用することで、あなたの音楽制作や演奏にどのような影響がありましたか?

ヨシト: 作曲家として、良い楽器の一つの条件は「弾いていて新しいアイディアが出てくること」だと思う。

962woodworksの楽器は見た目も美しいし、細かい部分でプレイヤーのことを考えられている。だから、次々と新しいアイディアが湧いてくる。

それに軽いので長時間弾いていて疲れない。クリエイティヴな時間を長く持続させられる点が素晴らしい。

クリエイターとしてのキャリアはどのように始まりましたか? 初めて本格的な制作をした時のことを覚えていますか?

ヨシト: 正直、始まりはあまりよく分からない。2歳のころからピアノを弾いていらしいけど、レッスンが厳しくてね。小さい頃は音楽が嫌いだった。クリエイターとしての原点は絵を描くことかな。小学校に入る前から絵を描くことが好きでいつも描いていた。音楽は中学時代にドラムを始めてから好きになった。ドラムを叩いているうちに作曲にも興味がわいて、高校時代にはギターも演奏するようになった感じだね。初めて本格的にDAWで曲を作ったのも高校のときかな。当時は情報も少なくて苦労したよ。作曲をするのにDAWを使うことを知るのにも長い時間がかかった。最初は間違って譜面作成ソフトを使って作ろうとしていたからね。笑

音楽制作、映像編集、Web開発など、様々なスキルを持っていますが、もし一つだけメインスキルとして選ぶなら、どれを選び、その理由は?

ヨシト: これは非常に難しい。というのも、僕にとってはある意味、全てはひとつのスキルなんだ。イラストレーターに「線を描く、構図を考える、色を塗る…もし一つだけメインスキルとして選ぶなら?」とはあまり言わないだろう?

僕のスキルも、世間一般的な分類では違う分類をされるけど…、どれも完全に切り離された内容ではないと思うんだ。

ドラムセットで例えると、スタンダードなセットアップは、ベースドラム、スネアドラム、ハイハット・シンバルなどだ。

だけど、ドラマーによってはエフェクティヴなスタック・シンバルやエレクトリック・パッドなど様々な打楽器をセットに追加する場合もある。

僕はそういうタイプのドラマーに惹かれるんだ。何かを生み出すときに使える手段は多い方が、より表現したいものを表現できるはずだからね。

創作のインスピレーションはどこから得ていますか?日常の何が作品に影響を与えますか?

ヨシト: 僕はセオリーや様式を学んで、感じるよりも考えて創作をするタイプのクリエイターなんだ。だから、「日常の全てが影響を与えている」とも言えるし、「日常(創作をする時間以外の時間)からは何も影響を受けていない」とも言える。

制作のプロセスで、最も重要だと思う瞬間はいつですか?

ヨシト: 完成まで持っていくことだね。自分の中に生まれたどんなに素晴らしい作品やアイディアも完成して人目に触れなければ存在しないのと同じさ。とは言ったものの、僕のハードディスクには発表している作品の10倍以上未完成の作品のデータが眠っているけどね。笑

複数のスキルを身につけたいと考えている人に、どのようなアドバイスをしますか?

ヨシト: まずはやってみることだね。そして、継続してみる。ポイントはできなくてもすぐあきらめないこと。途中で休憩してもいい。数年やらない時期があってもいい。でも、「挫折した」とか「やめた」と思わないことだ。続けていたら、そのうちやっていない人からすれば「できる人」に見えるものさ。僕もできるだけ毎年新しいことにチャレンジするようにしている。

これからクリエイターを目指す人に、最も伝えたいことは何ですか?

ヨシト: 偉そうなことを言える立場じゃないけど、「クリエイティヴは楽しいことばかりじゃない」ってことを過剰にネガティヴに捉えないでほしいかな。楽しい方がよいかもしれないけど、実際に僕は創作していて楽しいときもあるし、苦しいときもある。むしろ、苦しい時間の方が長いかもしれない。でも、それをあまりネガティヴに感じなくていいと思っている。きっとある程度は自然なことなんだ。少なくとも僕はティーンエージャーの時にそう言ってほしかったな。笑